この度、新設の認可外保育園を設立し、園長を務めている鈴木裕行(すずきひろゆき)と申します。
千葉県出身で二児の父の36歳です。

数年前、息子が誕生した時に妻とどのような方針で子育てをしようかと考えた際に「モンテッソーリ教育」という教育法があることを知りました。
私が筑波大学で宇宙物理学を研究してた背景もあり、「科学的に子どもたちを観察して適切な環境を整えることが重要である」と言う考え方がど真ん中にヒットし、気がつけば今、モンテッソーリ園を開く立場になっています。
息子をモンテッソーリの幼稚園に入園させ、息子やお友達の成長を見守っていると、
「いきいきと成長している」
「落ち着いている、大人っぽい」
「楽しそうに様々な活動や学びに向かっている」
そんな印象を受け、もっと深く知りたいと思い、国際モンテッソーリ教師の資格を取得し、昨年6月につくばに帰ってきました。
科学的な教育法と言われるモンテッソーリ教育の理想的な環境を、科学の街であるつくば市にて実現し、子どもたちが安心して過ごし、のびのびと自分らしく成長できる場を作れるよう、善処してまいります。
至らぬ点もあるかと思いますが、多くの方にご協力いただきながら、園の運営をしていこうと思います。よろしくお願いいたします。
さて、モンテッソーリ教育は、名だたる経営者、政治家、アーティストなどが幼少期に受けていた教育法であることが広まり、日本でも近年注目を浴びています。
「天才教育」「エリート教育」「知育」と誤解されがちですが、実際は、子どもたちが自分の力で考え、選び、成功や失敗を繰り返す中で様々な能力やスキルを習得し、生きる力を身につけるために大人が様々な面でサポートをする教育です。
そのためにも、子どもたちにしっかりと自由を与え、大人がなるべくコントロールをしない事が重要だったりします。
当園のモンテッソーリ環境には、日常生活の様々な動作を学べたり、言葉や数に関する魅力的な教具がたくさんあり、子どもたちは日常の中でそれらを自分で選んで活動をします。
たくさんある選択肢の中から、自分で考え、選択と決定を繰り返し、思う存分活動をして様々なことができるようになり、学ぶ喜びを知っていきます。
気がつけば、当たり前のように子どもたちは自分で考えて行動をするようになり、自分の人生を自分の足で歩いているのです。
私が子どもたちを見て「いきいきしている」「落ち着いている」と感じたからくりはここにあったのではないかと思っています。
大人が高圧的に「自分で考えて行動しなさい!」と言ってもこうは成長しづらいのではないでしょうか。
モンテッソーリ教育は、その効果として、読み書きや計算など、目に見える能力の発達に目が行きがちですが、今お伝えした、目に見えない心の発達の部分(俗に言う非認知能力)の効果のほうが重要であり、子どもたちがこれから歩む人生の大切な基礎を作ってくれるものだと感じています。
我々は、人生の基礎を作る非常に重要な期間を援助するのだという事を自覚し、子どもたちの発達のために最善を尽くせるよう、日々、保育に励んでまいります。
また、モンテッソーリ教育は3歳〜6歳だけではございません。
0歳~3歳、6歳〜12歳の小学校など、様々な領域に分かれており、それぞれの発達段階にあった環境を整えます。
私は、このつくば市に0歳から12歳までの理想的なモンテッソーリ環境を実現し、子どもたちに新しい学びの場の選択肢を与えられたらと考えています。
特に、モンテッソーリ小学校は日本にはまだ4校しか存在しません。
私にとっては大きなチャレンジとなりますが、子どもたちの発達のため、日本の未来のために日々励んでまいりたいと思います。
この園はその第一歩目となります。長い道のりになりますが、保護者様やお子様、地域の皆さまとともに、一歩ずつ歩んでいけたら幸いです。
つくばモンテッソーリこどもの家 園長
鈴木裕行