学びの本質 ~「自由」と「教具」、どっちも大切~

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こんにちは。園長です。寒さが厳しくなってきましたね。
園の準備も着々と進んでおります。

今日はモンテッソーリ教育でよく言われる「自由」と「教具」の大切さについてお話します。

説明会でもいつも言っていることなのですが、大人なら誰しも、何かを学ぶ際に「よし!やってみよう!」と、自分で選んだ事のほうが学びが深いと言う経験をお持ちなのではないでしょうか?
特に、俗に言うお勉強とは異なるもので本人が楽しいと思っているものならなおさら経験がないでしょうか?
私は漫画「ワンピース」がこどもの頃から大好きで、セリフや細かい設定などがたくさん頭の中に入っております。これは、学ぼうとして学んだのではなく、楽しい楽しいと読んでいたらいつの間にか頭に入っておりました。
「宇宙」についても同じです。太陽系の惑星がどのような特徴を持っているのか、銀河にはどのような種類があるのかなど、ある日「知りたいな」と思って書籍を購入していつの間にか詳しくなっておりました。

これが学びの本質なのではないかと私は考えています。

「知ってみたい!」「やってみたい!」と思って、自分で学ぶことを選び、楽しい楽しい!とどんどん自分のペースで進めていく、ぐっと集中する。
失敗しても自分でやりたいと選んだからこそ、もっと繰り返す。
繰り返すうちにいつの間にかできるようになっている。

私がモンテッソーリ教育が良いと思っているのは、この学びの本質を重視し、サポートする姿勢を大切にするからです。学びの主体が子どもにあるところが素晴らしいと感じています。

そして、モンテッソーリ教育の中で私が「自由」が大切だと考えているのは、この学びの本質を大切にするための重要な鍵になるからです。子どもたちに自由をしっかりと保証し、子どもたちが自分で選んで活動を始められる事が当たり前な環境を作ることが我々の仕事の一つです。

しかし、自由を与えただけではだめなのです。

やってみたい!」「楽しそう!」と思え、実際にやってみると「楽しい!」「いろんなことが知れる、できるようになる!」といった活動が必要で、それを担うのが「モンテッソーリ教具」です。
モンテッソーリ教具は、子どもたちが触りたくなるような魅力を持っており、なおかつ、数や言語などをスモールステップで自然と活動の中で学べるような科学的な設計をしております。

「やってみたい!」「楽しそう!」と思え、実際にやってみると「楽しい!」「いろんなことが知れる、できるようになる!」
まさにその条件を満たしているのがモンテッソーリ教具です。

「自由」と「教具」。学びはその2つの要素ががあってこそ効果的に進みます。

自由だけがある場合、子どもは学ぶものが不足しがちです。特に今後の社会生活において必ず必要となる数や言語に関して体系的に学ぶ機会に適齢期に出会えない可能性があります。

逆に、教具はあるけど自由がない、つまり大人が教具を子どもに「やらせる」ケースです。
自分で「やってみたい!」と思って選んでないので、長続きしなかったり、好奇心の芽生えが出にくかったりします。タスクを消化するだけの時間となるので、心の中のワクワクが育たず、小学校以降のより知的な学びにも影響を及ぼします。
中には、数字を見るのが嫌になってしまうお子様も見たことがあります。

モンテッソーリ教育を深く学んだものとして、「自由」と「教具」どちらも大切であることを職員にも伝え続け、学びの本質を子どもたちが経験できるような環境を作ることをこれからも続けてまいりたいと思います。